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野口 芳宏(のぐち よしひろ)(小学校) 「感化で心に食い込む」

 1936年千葉県生まれ。千葉大学附属小学校教諭を経て、教頭、校長。退職後は、北海道教育大学教授を歴任。授業道場野口塾、鍛える国語教室研究会主宰。
 どの先生もへとへとになってやっていて成果があがらないのは「教育とはなにか」という大事な根本を考えていないからだ。教育の根本目標は「感化と影響」なんだが、今は「教育は伝達だ」という錯覚がまかり通っている。だから学力を高めなくてはならないとか、体力を高めなくてはいけないとかばかり騒ぐことになる。
 「感化と影響」によって個々の子どもの心に食い込む教育が足りない。先生方にはそこに気付いてもらいたい。先生が自分を改善するのではなく、子どもの教え方について教えてください、という要請がほとんどです。
 しかし、教える者の哲学がなくて教え方だけを求めるても本物の教育にはならないと思う。
 
子どもを向上的な変容をさせないような指導ではだめである。
 授業は一人ひとりをきちんと参加させること。そして鍛えること。
 すばらしい授業は「攻めと受けの論理」の絶妙なバランスで成り立っている。
 「攻め」はつまり指導案。深い教材研究して授業案は5つも6つも作る。授業になったらそれをすべて捨てよう。先生方はこの研究はよくやる。
 しかし、受けの研究はあまりしていない。これは難しい。受けは出た時の瞬時の判断、絶妙な状況の論理の理解を日常から養っておかないと。「受け」のことは本にも書けない。
 発問は短く、雑物は捨てる。発問したあとの間の取り方、わずか2~3秒程度の短い時間だがこれで授業の緊張感を高める
 子どもを傍観させないために、二択・三択の発問で全員を巻き込む。
 そして、
分かりやすい例をあげて説明する。
 子どもが発言したあと「うーんよかった」「いいです」「そのとおり」「正解」など一言の反応に様々なバリエーションがある。また、そのときに、笑顔、真剣な表情,遠くを見つめる表情,仰ぐ表情など様々な表情で反応し,子どもの気持ちの高揚を図る。
 
ノートは発想の基地である。
 大切なことは
教師自身が本を読んだり勉強会に参加したり、師匠を持ち向上的変容」を追い求め、その姿を子どもに見せること。
 経験を意図的にかさねるようにして、それに整理を加えること。他人の目は鏡であり、指摘されたことを謙虚に反省をくわえれば先生は伸びることができる。
(参照:谷口泰三ウェブサイト、山中太HP、野口芳宏に酔いしれる1日)








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