授業を構造化する
教師がひとりの人間として教材を読み取り解釈したものを、学級全体や一人ひとりの子どもと具体的につき合わせ対策を考えて構造化していく。
何を教え込まなければならないかを、現実の学級を対象にして考え決定する。教師が「読み取ったもの・解釈したもの・疑問に思ったもの・発見したもの」のなかから、「何を取り上げ・何と何は切りすてるか」を決定する。
子どもにとって理解困難だと思われるところをみつけだしておく。そして、子どもの状態に即して教えたり考えさせたりすることができるようにしておく。
重要な問題について、子どもがどのような思考や解釈のあやまりをするか予想を立てておく。それに対して教師としての説明の仕方とか、反ばくの仕方とかを考えておく。
この作業のとき、教師自身がそれまでの自分の解釈や考えをもう一度疑ってみたり、幾つかのちがう考えや解釈をつくり出しておくことも必要である。これにより、授業展開を豊かにしたり、子どもの考えを否定したり、反ばくしたりすることもできるからである。
(斎藤喜博:1911~1981年、群馬県出身、島小学校などに優れた実践を残した昭和の代表的な実践者。元小学校校長)
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