人の心の動きをつかむ
人間の心というものは非常に変化性がある。今は愉快に笑っているかと思うと、またつぎの瞬間に悲観するようなことが起こってくればそうなる。それほど変化性がありますからね。これがつけ目といいますか、お互いが考えなければならんことやと思います。
そういう変化性があるから、努力すれば努力するだけの甲斐があるわけです。職場を愉快にし、そしてみんなが喜んで働くというようにもっていくには、やはりそういう工夫をすれば、人間は必ずそうなるようにできている。だからそういうふうに努力する甲斐がある、ということになるのです。
そういう人間の心の動きの自在性というものを、経営者といいますか、皆さんのように指導的な立場に立つ人は、よほどつかまねばいかんと思います。
(松下幸之助:1894~1989 パナソニック創業者、経営の神様と呼ばれ、日本を代表する経営者)
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