導入で子どもをひきつけるにはどのようにすればよいか
最も子どもをひきつけるのは「子どもの知的好奇心に訴えるものを示す」工夫である。一見矛盾するものを示し、「あれっ? おかしいな」と思わせるのである。
例えば「空き缶は電気を通すか?」と子どもに尋ねる。子どもたちは「電気を通す」と答える。教師が実験をして見せる。予想に反して電気を通さない。薄く塗料が縫ってあるからである。子どもたちは声をあげて驚く。そして「なぜ?」と疑問がわく。疑問がわけば勝手に追究を始める。
導入で子どもに調べたいな、知りたいなと思わせることができれば、すばらしい工夫ができていると言える。
そのほかの導入の方法をいくつか知っておくべきである。例えば、フラッシュカードで復習する。復習問題を出す。いきなり物を見せる。何の写真ですかと尋ねる。インパクトのある実験から入る。音読から入り、先生の後に続けて読みなさいと指示する。意見が分かれる問いをする。調べ学習の結果を発表させる。子どもの典型的な間違いを示す。
少しの工夫でよい。毎日の積み重ねが、学習意欲へとつながっていく。
(大前暁政:1977年生まれ、岡山市立小学校教師を経て、京都文教大学の准教授(理科教育)。「ソニー子ども科学教育プログラム」に入賞)
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