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子どもから学ぶという気持ちを絶対に忘れなかった

 「子どもが変わった」と感じてしまうのには、先生が子どもに対してフレキシブルに対応できていないという理由もあるのではないかと思う。
 教師は子どもの反応をつねに自分自身にフィードバックさせ、反省し、次に活かすことが必要である。結果から学ぶという態度をいつも持っていなければいけない。
 つねにそういうスタンスでいれば、どんな子どもと向かい合っても、「いま、この子にはこんなことが必要だ」と経験的にわかるはずだ。
 そうすれば、子どもが置かれたどんな状況にも即応できるのである。私はその時々の子どもに合わせて、子どもそれぞれに合わせて、つねに対応のしかたを変えてきた。
 そして、子どもから学ぶという気持ちを絶対に忘れなかった。だからこそいまの子どもたちだって、私についてきてくれるのである。
 子どもの本質は変わらなくても、子どもを取り巻く環境は時代とともに変わっていき、子どもはその影響を少なからず受ける。
 変えるべき点は変え、守るべきものは守る。そのことに気づかないで、教師は「こうすべき」「こうあるべき」と「べし・べき」を子どもに押しつけてしまう。
 だから「子どもが変わった」と感じ、すべてを子どものせいにしてしまうのではないだろうか。
(
山口良治:1943年生まれ、公立高校の無名のラグビー部監督となり全国制覇した。ラグビー部生徒への情に熱い体当たりの指導が多くの反響を呼び、TVドラマ『スクール☆ウォーズ』の主人公のモデルとなった)

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