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子どもとの信頼関係を損なわない叱り方

 学級のルールが乱れたときや、人として相手を思いやる気持ちがない行動をしたときなど、どうしても叱からなければならないときがあります。
 子どもを叱るときは、罪を憎んで人を憎まずという言葉があるように、その事象自体を叱ることです。
 たとえば、友だちにいじわるをしたり、ひどいことを言ったりしたとき、その行為を叱る必要があります。しかし、学級全体の場で叱るべきではありません。その子どもにみんなの前で恥ずかしい思いをさせてはいけません。
 まず、その子どもと一対一でじっくりと話し合うことです。そして、どうしてそのようなことをしてしまったのかということを、静かに聞くことが大切です。何か心の中に葛藤があって行動しているのですから、そのことを子どもの思いに沿って聞いていきます。
 そして、教師が「あなたのことが大好きだから」という気持ちを持って、「あなたのしたことで相手がどんなに傷ついたのか」、「もし、自分が反対の立場だったらどうだったのか」ということを順に話していきます。
 じっくり聞き、子どもと一緒に考え、なんとかしていこう、ということが子どもに伝わったら、自分が否定されたとか、一方的に叱られたと感じることはないはずです。
 自分が悪かったところがわかり、納得したところで、必要があれば学級全体にそのことを伝えていくこともあるでしょう。
 そして、一番大切なことは、叱った後は、学校から帰るまで、その子どもと積極的に関わるようにします。その子どもと教師が信頼関係をとりもどすためです。
 これがないと、子どもの中に不満だけが残ってしまいます。そして誤解が親にも伝わり、教師が子どもや親と、よい人間関係を結んでいくことが難しくなることがあります。
(
西井 薫:京都教育大学附属小学校副校長を経て京都教育大学教育支援センター教授)

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