教師の指導力は人間性と社会性が土台になる
教師の指導力を大きく左右するのは、人間性と社会性であると金森俊朗は考えている。
現代の教師は、その人間性と社会性が弱いと金森はとらえている。豊かで鋭い人間性と社会性を土台にして、はじめて専門的力量が発揮される。
子どもにとって心をひらきやすい教師は、現実の社会と多様な接点を持ち、その中で生きている教師であると金森は思っている。教師が学校にベッタリいることがよい教師になることはない。なぜならば、いろんな場や社会的な活動にかかわらない限り、世の中が見えないからだ。いろんな働く人たちと接点がなければ、親たちのことがわからない。
親の労働や社会の動きを教師が知らなければ、子どもたちの言っていることの重さは理解できない。何人かの親が「本当に金森学級でよかった」と言う背景には、子どもたちの言っていることの重さを金森がしっかりと受け止めていた、ということがある。
(金森俊朗:1946年生れ、元小学校教諭、北陸学院大学教授。「仲間とつながりハッピーになる」教育や人と自然に直に触れ合う命の授業を行う。NHKで日本賞グランプリ受賞)
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