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国語科:詩の授業をどのように指導すればよいか

 詩のおもしろさ楽しさを体験させるためには、さまざまな詩人の詩と触れさせることです。
 詩の内容を話し合ったあとに、詩を学習して感じたことなどを書いてもらい、教室に掲示し交流することもいいと思います。
 いい詩で、しかも詩の長さもそれほどでなければ、ぜひ詩の暗唱もさせたいものです。詩の暗唱は「消去法」(黒板にチョークで書いた詩を、読んでは消し読んでは消すことをくり返す方法)で暗唱していくと、驚くほど短時間で子どもは詩を暗唱してしまいます。子どもは暗唱が大好きです。みんなの前で暗唱できた子どもは、みんなの拍手で学習の自信も生まれます。
 実際に子どもに詩を書いてもらうときには、子どもが書いた作品を教材にすることです。とにかく最初は、どんなことでも詩の題材になりうることをとらえさせることが大事だと思っています。うれしいことやいいことだけでなく、「おなら」や「けんか」のようなことでも詩のタネになることを、子どもたちに指導することだと思います。日本作文の会などで毎年出している子どもの作品や詩が収録されたものが出版されています。そのようなものを参考して授業を試みてください。
 子どもの作品を通して、題材について学習した段階で「2週間後に詩を書いてもらいます。何の詩を書くか、題材を探しておいてください。題が決まった人は、模造紙に書いておいてくださいね」などと話しておけば、題材も広がり、雰囲気も作られていくと思います。
 詩の書き出しの指導は、単に口で説明するのではなく、いろいろな書き出しの子どもの作品を授業で読み合えば、書き出しのイメージも広がっていきます。
 会話などを思い起こして表現することで、詩はいちだんと生き生きすることを学ばせたいものです。詩と作文を対比させながら、説明的なことを省いていくことなどを指導すればよいのではないでしょうか。
 みんなの詩を詩集にするのもいいと思います。そうすれば、子どもが親から「いい詩がかけたね」とほめられると、ますます詩が好きになっていくのではないでしょうか。表現力がいっそう高まっていくにちがいありません。
 なによりも詩を読む楽しさ、詩を書く楽しさを大事に指導していくことだと思います。
(今泉 博:1949年生まれ、元東京都公立小学校教師、「学びをつくる会」などの活動を通して創造的な授業の研究・実践を広く行う。北海道教育大副学長(釧路校担当)

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