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教師は包容力を大きくし人間性を練っておかないと叱るときに過ちを犯す

 叱るという行為は、叱る人間の心の中をさらけ出すことだ。
 多くの人は気分屋のところがあって、その日の気分しだいで、怒ってしまうということが油断するとあるものだ。気に入る、気に入らないがその日の気分しだいで微妙にちがってくるから始末が悪い。
 私など、ついカッとなって、どなって子どもを叱るときがある。後になって自分はいったい何んであのようにどなったのだろうと、考えることがあった。
 カッとなったのは、結局、子どもの言動が自分の気に入らなかったからだ。自分が気に入る、気に入らないということで、自分は子どもを叱ったり、ほめたりする。実に自分本位で、自分のことながらイヤになる。
 教師は自分たちが、このようにして欲しいというパターンに合致する子どもは「いい子ども」として重きにおくが、それに反する子どもは「よくない子ども」とレッテルをはって叱る。つまり教師は自分の中に「いい子どものイメージ」があって、その基準に反し、逸脱する子どもは否定する。
 教師は子どものためを思うから、叱るのだと思っている。教師は自分が正しい根拠によって子どもを叱っていると思い、自信を持っている。
 教師は自分が正義だと確信しているときは、傲慢になって、もっとも反省しにくいときでもある。教師はよほど包容力を大きく、人間性を練っておかないと、とんでもない過ちを犯す。
(
関根正明:1931年生まれ、小・中学校教師、指導主事、東京都公立中学校校長、大学助教授、山形大学講師)

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