校長に期待される役割とは何か
校長に期待される役割は
(1)教育への願いや理想をもっている
それは子どもをいかすこと、子どもの成長を第一の目標とする願いであり理想である。教育の荒廃が言われているからこそ、理想や夢が必要なのではないか。事務的な対応や処理からは現状を変える力は出てこないのである。
(2)教師を生かす
先生をはげまし、生かしていくという態度を持っているということである。
(3)新卒の教師や若い教師に対する具体的な援助
教室を見てまわり、単なる批評ではなく、他の教師の援助も得ながら、一緒に教材解釈や授業案をつくり、自分もやってみせるといった指導をおこなう。
(4)責任をおう
とかく消極的になりがちな学校の風潮に対して、積極的な実践をはげまし、問題がおきたときは、自分が責任をおうことによって、実践の弾力化、活性化をはげます。このようなリーダーシップに多くの困難があることは事実である。
しかし、管理することや自分の利害をこえる理念を学校がもち、それを軸に教育の場としての学校を回復することが求められている。社会や時代の変化をこえた教育活動そのものが要請されているのであり、校長の仕事の本質において求められているものである。
(稲垣 忠彦:1932年~ 2011年、東京大学名誉教授。信濃教育会教育研究所長。日本を代表する教育学者のひとり、教育方法論、学校現場の授業実践などを研究)
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