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教師自身が学級集団を育てる力や関係性を編む力を育てていく

 私は学生のときから、サークル活動を通して、自らと仲間を教育する学習内容、方法、集団を自ら苦労しながら創ってきた。人や学びの世界、さらに現実生活とどうつながるかを仲間と共に実践的に追求し学んできた。
 こうした自治的な体験を持たない教師の多くは、学級という集団を育てる力、関係性を編む力を自己の内部に十分育てていない。
 だから「学級崩壊」も起こりやすい。最初に成立していたかのように見えた学級は、制度としての学校・教師権力が一定の秩序を保持させていたにすぎない。
 保護者の応援を引き出しながら、子どもと共に民主的な集団に創りあげる努力を丁寧に続けない限り、学級という社会は簡単に成立しない。
(金森俊朗:1946年生れ、元小学校教諭、北陸学院大学教授。「仲間とつながりハッピーになる」教育や人と自然に直に触れ合う命の授業を行う。NHKで日本賞グランプリ受賞)

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