教師が持つべきは「裁く目」ではなく「育てる目」
教師が子どもを見る目は減点主義であってはならない。
人間は不足と欠陥の動物ですから、あら探しをすれば、いくらでも欠点が見つかります。しかし、そんな刑事のような目でばかり見ていては子どもとの信頼関係は築けません。
教える人である教師が持つべきは「裁く目」ではなく「育てる目」であるべきなのです。
だから、悪いところがあっても極力それを見ない。一方で、いいところには大いに着目する。そんなふうに視点のスイッチを切り替えていれば、しだいに悪いところが目に入らなくなり、目に入っても忘れられるようになります。
悪いところを見つけようとする刑事の目ではなく、いいところだけを見出そうとする仏さまの目であれ。これが子どもを見るとき、評価するときの大原則であるべきなのです。
(有田和正:1935年生まれ、筑波大学付属小学校,愛知教育大学教授を経て,東北福祉大学教授。教材・授業開発研究所代表。教材づくりを中心とした授業づくりを研究し授業の名人といわれている)
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