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塾のトップ講師になるには情熱、子どもと同じ目線、社会性、努力、感性を持つ

 大手予備校のトップ講師になった経歴のある瀧山敏郎は、スター先生になるための要素は、情熱、子どもと同じ目線、社会性、努力、感性を持つことであると述べている。
(1)
情熱を持つ
 何もないところから、情熱は生まれない。始めは不純でも、最後に本当の意味での華を咲かせることだろう。有名になりたい。人気がほしい。金を稼ぎたい。いいではないか。私がそうだった。貧しかったので、若い頃より、お金がほしかった。予備校では、人気講師はコマ単価が高い。いかにたくさんの生徒が私の授業を受けてくれるかによって私の単価が決まるのである。
(2)
子どもと同じ目線を持つ
 子どもと同じ目線を持てるのはマイナー志向を持っている先生といえる。生徒がどこで落ち込むのか、どこで悩むのか、生徒のSOSが体験としてわかるのである。また自分の問題として受け止めるのである。
(3)
社会性を持つ
 社会性のない先生はちょっと反抗されると切れるのである。生徒の反抗大いに結構じゃないか。生徒は反抗して、先生にぶっつけてそのリターンを期待して待っているのである。マイナー志向の先生は自然に受け止められる度量を持っているのである。同じ心に傷を持った者同士が解りあえる優しさである。
(4)
努力する
 情熱を具現化したものが努力である。凡人は情熱だけで終わるのである。先生は凡人では駄目。非凡になれ。努力をしない奴は先生という職業に就くな。私は生徒を変えようと思わない。自分が変わろう。そして評価は生徒に任せよう。
(5)
感性を磨く
 情熱と努力ができれば感性は身につく。生徒の悩み、苦労、非行から学ぶときに先生側に感性がなければ生徒と同じ目線に立てない。読書、音楽、映画、スポーツなど、仕事以外のすべてに関心を持ち、いろんな人間から学べ。必ず感性をくすぐる心がある、話がある。
(
瀧山敏郎:小学校、中学校、高等学校(教頭)、大学講師、代々木ゼミナール、東進など有名予備校講師(英語)、全国英語研究団体連合会理事を経て、教師アカデミー主宰)

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