悩んだとき子どもたちと遊ぶと子どもとの距離が縮まる
「子どもとうまくいかない」「子どもが言うことを聞いてくれない」「授業がうまくいかない」「教師としての自信を失った」・・・・・などと悩むことは誰でもあります。
そんなとき、どうするか? 先輩から「悩んだときは、とにかく子どもたちと遊べ!」と教わりました。
「悩んだら遊ぶ」。これは実践した者にしかわからないことですが、遊んでみると不思議に子どもとの距離が縮まり、通い合わせることができなかった心もなんとなく通じ始めます。
人間は動くと変わります。汗をかきながら走り回ると、心がスカッとします。これを気分転換とか発散と言ったりしますが、特に子どもはこの機能が発達していますから、すぐに元気を出してくれますし、こちらにも心を寄せてくれます。
さあ、やってみてください。悩んでいるときは「まず遊ぶ!」そこからです。
初めは、その最初の一歩がなかなか出ませんが「おい、一緒に遊びに行こう!」と大きな声で誘ってやってください。
つぎのようなとき、子どもと一緒に遊びます。
・子ども同士がけんかをしたとき
・子どもが落ち込んでいるとき
・教師が落ち込んでいるとき
・子どもを叱ったあと
・授業がうまくいかなかったとき
・学校が楽しくないと感じ始めたとき
こんなとき、子どもと一緒に思いきり遊びます。汗をかきます。息がハァーハァー言うまで遊びます。きっと変わります。いえ必ず変わります。
だまされたと思って、一度やってみてください。「悩んだときは、とにかく子どもたちと遊べ!」です。
(仲島正教 1956年生まれ 兵庫県公立小学校教師、指導主事、48歳で退職。2005年より教育サポーターとして、若手教師対象にセミナーを開いている。若手教師パワーアップセミナー「元気が一番」塾主宰)
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