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子どもが望んでいることは話を聞いてくれ受けとめてくれる人  

 子どもが望んでいることは二つあります。
 自分の話を聞いてくれ、受けとめてくれる人がほしいこと。
 もう一つは居心地のいいひとです。
 子どもが「ねえねえ」と寄ってきたとき、「忙しいの」とか「後で」とつい言ったりしがちです。しかし、忙しいときでも子どもの話しを聞いてやって、「そうやったん」、「へえー」と共感のメッセージを送りましょう。そうすれば子どもは納得し、親の話も聞くようになります。
 「何やってんだ」などは子どもとのつながりを「切る言葉」です。言ったほうはスッキリします。でも、言われた子どもはストレスがたまります。
 逆に「どうしたん」は子どもを「つなぐ言葉」です。子どもを受容して、そこから会話が始まります。
 1日少しの時間でも子どもの話を聞くようにします。子どもの信頼を得てからでないと、しかっても響きません。
 言って聞かせようとしても、ふだん耳を貸していないと子どもは応じません。ふだんの会話のツケの代償は大きいものです。
(園田雅春:1948年京都市生まれ、大阪府高槻市立小学校教師、大阪教育大学教授、同大学附属平野小学校長などを歴任し大阪教育大学特任教授。専門は教育方法学)

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