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転職があたりまえの時代に求められる基礎的な力とは何か

 これまでの日本社会は、あらかじめ上から与えられた一直線のルートを進んでいけば安心という風潮がありました。今はどんどん壊れてきているわけです。ではもう何もルートがないかというとそうではなく、複数のルート、途中で曲がりくねるルートを自ら選択する時代になっているということです。
 
 今、子育てをされている保護者の方が育ったときの価値観と現在ではものすごく違ってきています。そこの切り替えをするのは難しいと思います。今でも一生同じ会社に勤める人は半数ぐらいいるかもしれませんが、残りの半数は、おそらく会社を確実に動きます。会社自体がなくなったり統合されたり、転職することが出てくる。だけどどこに行くにしても、やっぱり基礎的な力はいるわけです。
 
 基礎的な力って何からできているかというと、簡単に言うと二つあって、一つはやっぱり学校教育の基礎部分、義務教育レベルの力、もう一つは自分から学んでいく自己学習力です。
 
 この基礎的な力を持っていれば、不足している部分は後で学べばいいんです。英語が苦手でも別に30歳から学び直してもいいわけです。基礎学力を今まさにつけている子どもたちにそういうことを伝えることで、今学習する意義をわかってもらえればと思います。
(無藤 隆:1946年生まれ、お茶の水女子大学附属小学校校長(兼任)、同大学教授、白梅学園大学学長を経て同大学教授。保育関連や心理学が専門)

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