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学力向上に向けた授業づくり

 学力向上に向けた授業づくりでは、一人ひとりの子どもに応じた指導力が求められます。
 管理職として取り組まなければならないことは授業観察です。基礎的な学力の定着を図るうえで、授業のどこに課題があるのかを把握します。
 そのポイントは、教師がねらいをしっかり押さえているかどうかです。つぎに教師の発問や指示、子どもの指名の仕方、板書の構成、子どもへの気配りなどが適切に行われているかを点検します。
 子どもの発言やノートの記述をどのように受けとめ、指導に生かしているか。つまずきがちな子どもにどのように接しているかについてもよく観察します。
 観察した結果は教師に伝え、授業の改善策を具体的に助言します。なにより大切なことは、教師として自信をつけていくように導くことです。
 つぎに、経験を積んだ学年主任や教科主任の手を借りるようにします。学年会や教科部会の議題として設定し、互いに意見や経験を出し合うことにより、解決策を見いだしていくこともできます。また、事例集等の本を読み、校外の教科研究会などで勉強したりする必要があります。
 一人の教師の悩みは、学校全体の課題である場合が少なくありません。課題の実践的な解決策を見いだすために校内研修の主題として位置づけ、授業研究の充実に取り組むようにします。優れた授業を観察し、授業について語り合うなかから学力をつける手だてを学びとることができます。
 最近、若い教師とベテラン教師の間で意志の疎通や交流が行われていないという指摘があります。職員室での立ち話などで自由に教育談義ができる環境づくりに努め、学ぶ機会にします。
(
北 俊夫:東京都公立小学校教師、文部省教科調査官等を経て、国士舘大学教授)

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