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子どもたちとの関わりにはソーシャル・スキルが必要

 私は「相手の気持ちを察する」ということが、できにくくなったのが現代社会ではないかと思います。
 相手の気持ちを察するには、相手と似たような生活体験や感情体験を、経験していることが必要です。人々の生活の仕方も多種多様になってきました。
 「相手の気持ちを察する」という、日本の伝統的なコミュニケーションは、現在はほとんど機能していない状態になっていると思います。
 学校社会の教師と子どもは、違う世代の者同士で、互いに察しあうということが苦手です。今までどおりやっていても、うまくいかないのが当然です。
 相手が自分の気持ちを察してくれる、ということを前提にしてはいけないと思います。「自分の思いは相手に理解されるように、しっかり言葉で伝える」。これが必要になってきたのです。これは、現代社会の前提になるのです。
 だから、今の学校では、教師は「相手がどのような人かを理解して、自分の思いを、相手が理解できるような言葉や態度にして伝える」というソーシャル・スキルの考え方で子どもに接することが、必要条件になってきたのではないでしょうか。
(河村茂雄:1959年生まれ、早稲田大学教育学部教授。15年間公立学校教諭を経験した。学級崩壊,学級経営など教育実践に生かせる研究成果を多数提供している)

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