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志水 廣(しみず ひろし)(小学校)   「算数授業が変わる志水メソッド」

 小学校低学年のとき、私は算数が苦手でした。早生まれで他の子どもよりも言葉の理解力が劣り、先生の言っていることがあまり理解できず「この問題わかる人?」と聞かれても、自信を持って手をあげることができませんでした。
 教師が授業中に「できた子どもからノートを持っておいで」という指示は、「できない子どもはノートをもって来ることができない」ということです。教師が本当に手立てをしたい子どもは、できない子どもだと考えます。
 志水メソッドの1つである「○付け法」は、机間指導方式です。どの子どもも対処できるようにと教師が働きかけるのです。
 授業の一瞬一瞬の間にも、子どもたちは困っていると思います。それを救う鍵は、「○付け法」を初めとする次のような志水メソッドにあります。これらの5つの手だてを1時間の授業の中で用いながら指導を行えば、確実に教師が変わり、授業が変わり、子どもが変わります。
「○付け法」とは、子どもが問題を解決している際に、教師が机間指導方式で解決過程及び結果に対して、ノートに○をつけていく方法です。即時評価・指導が基本です。全員に○をつける×はつけない。教室の空気が一気によくなりやる気になります。ポイントはスピード、声かけ。
「意味付け復唱法」とは、子どもの言葉で授業を作るために、子どものよい発言に対して数理の真意を明確にするために、復唱しながら真意に迫る切り返しの方法です。
「音声計算練習」とは、簡単な計算を声に出しながら素早く計算練習していく方法です。
「適用問題定着法」とは、学習した知識や技能に対して練習問題のパターンを変えながら一斉指導で練習していく方法です。
 授業で子どもに○をあげる、言い換えれば、子どもを○にして学校から帰すのが教師の役割です。×(バツ)にして、×の思いを持たせて帰してはなりません。このことを全国の教師に対して訴えたいのです。
(
志水 廣:1952年生まれ、神戸市の公立小学校教師、筑波大学附属小学校教師を経て愛知教育大学教授。授業力アップのための教師塾(志水塾)を開催、授業力アップわくわくクラブ代表として会員のために情報を提供しています)

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