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いじめの特徴とは

 生徒たちは、自分たち子どもの世界に、大人を入れたくないと思っている。「関係ネーダロー」というのはこのことを意味している。だから学校は教師が生徒を完全に掌握し管理できる場所ではない。
 しかし、陰湿で残酷ないじめは大人が何とかしなくてはならい問題である。
 今の子どもたちの集団は「みんな同じがいい」という雰囲気が強くなった。違いが許されないわけだから、生徒たちは、いつ何時自分がいじめられるかわからない。みんなと違う自分の個性を外にださないよう、いつも緊張していて、毎日とっても疲れることになるのである。
 ノロイ、きたない、うまく他人と対応できない、自分を主張しすぎる等、「みんなと違う」と「いじめ」の対象になるのである。だから、いじめにる側の生徒たちが、いじめる正当性があることになる。
 「違い」がいじめの対象になるので、クラスのなかで、たえず「いじめ」がくりかえされることになるのである。
 「いじめ」は、エスカレートして、ひどく残酷なものになってしまうということがある。
 最近の子どもは小さいときから、親から欲しいものは何でも買い与えられ、していいことと悪いことをきちんと教えられていないばかりか、対人関係のしつけを身につけさせられていない。
 他人の気持ちを考えたり、他人を認めるということなどほとんどできずに大きくなっている。だからいじめは簡単に何とかできることではないのである。
(河上亮一:1943年東京都生まれ、埼玉県公立中学校教諭、教育改革国民会議委員、日本教育大学院教授を経て、埼玉県鶴ケ島市教育委員会教育長、プロ教師の会主宰)

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