学級を再建するにはどのようにすればよいか
まず、楽しいクラスをつくるために何をすればよいか、話し合う姿勢を先生が示します。
子どもたちに、クラスについて思っていることを素直に言ってもらう。
そして、担任に対する子どもの要望をだしてもらう。
「ひいきしない」という要望がでたら、「先生がどうすればひいきしないことになるのかな」と子どもに尋ね、具体的な行動を確認する。
とりあえず、要望の上位3位を守ることから始める。
子どもに対して担任の最低ラインの要望をだす。たとえば、ほかの人の話はひやかしたりせず最後まで聞く。
担任がルールを決めるのではなく、子どもたちの意見が反映されたものにする。
すべての子どもが達成できる具体的なルールにする。決めたことを教室に掲示しておく。
帰りの会で一日一回守れたか話し合う。
授業は一斉授業をできるだけやめ、個人で取り組めるドリルやプリント中心にする。子どもの8割が理解できる程度のものにする。
「静にしなさい」などの一方的な指示や命令をやめ、「もう少し静にしてくれませんか」といったお願いや、「授業に飽きちゃったかな」などの語りかけを中心にする。
始めの段階では「一人活動」を中心にしながらクラスを立て直していく。
係活動も「黒板ふきそうじ係」といった細かなものを一人一役に当てる。
かなり落ち着いてきたら、一人でのドリル学習だったのを、2~3人のグループでの共同学習や教えあいに移動させる。係活動もグループで取り組むようにする。
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