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クラス全体を厳しく叱るときはどのようにすればよいか

 クラス全体を厳しく叱るのは、そうする以外に方法がない場合の最終的な手段です。事前に指導目的をしっかり確認し、話すべきことを整理しておきます。
 クラス全体への注意は内容を吟味し、強く簡潔にします。
 叱責が長くなれば、子どもたちは内心で反発しはじめます。厳しく叱った後は、なぜ怒られたのか、今後どうすればよいのかを、強く短く簡潔に説明することが必要です。
 クラス全体に厳しく注意した後は、教師も子どもも気まずいものです。
 しかし、厳しく言い過ぎたかなと教師の心がゆらいでしまったら、かえって子どもたちの不信感を高めてしまいます。
 厳しく叱った後は、子どもたちに教師から叱られて内容を自分なりに消化させる時間を与えます。叱った直後に、詩や物語文などのプリントを配り、静かに書写させるなど、単純な作業をさせます。
 そうすることで、一人ひとりの子どもたちが、自分のこととして考えことができ、子どもたちの行動を変えるきっかけになっていきます。
 つぎの時間の授業からは、通常にもどります。ただし、その日一日はいつもよりていねいな言葉を使い、子どもたちとの心理的な距離を多めにとります。あまり指示を出さなくてもよい、プリントなどに取り組ませるのが有効です。
 クラス全体を厳しくしからなくてもよいように、日ごろのクラスづくりのあり方を見直していくことも必要です。
(
河村茂雄:1959年生まれ、早稲田大学教育学部教授。15年間公立学校教諭を経験した。学級崩壊,学級経営など教育実践に生かせる研究成果を多数提供している)

 

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