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グループやペアによる学びはどのようにすれば効果的にできるか

 本当は、子どもたちはみな、学びの中でいろいろなことを考えているのだ。しかし、それらがすべて授業で語られているわけではない。
 ところが、グループの時間をとれば、それを語ることができやすくなる。そこでの学び合いは、全員による話し合いよりも、子どもの気づきや発見が直接的に交流され、密度が濃くなり高まったりするのではないだろうか。そう考えると、グループやペアによる学びは「学び合う学び」には不可欠なものになる。
 グループやペアによる学びは、子どもだけで話し合う場であるから、何の指導もしないで、さあやりなさいと言ってできることではない。何度も教師の指導を受けて初めてできるものである。
 グループの学びには、いくつかの原則のようなことがある。人数はあまり多くしないで、男女混合にすること。課題をはっきり示すこと。全員の考えを聴くこと。考えを一つにまとめないことなどである。
 中でも、よい考え一つにしぼるような話し合いにしないことが重要である。それをすると、必ずだれかが饒舌になり、自分の考えを押しつけるようになる。
 そうではなく、どんな考えも、寄り添い合って聴くこと、そして、互いの考えを比べながら、それぞれが自分の考えを見つめることである。他者の考えを聴き知ることで、自分の考えを磨き発見していく。そういうグループの学びが望ましい。
 問題は、どういうときに、どういうタイミングでグループやペアを入れるかということである。まずは、あまり考え過ぎずに入れてみることから始めたらよいかもしれない。
 もっとも効果的なのは、子どもたちが「どういうことだろう」「きっとこうにちがいないと思うけど、みんなはどう考えているのだろう」などと、思ったときに、スパッと入るグループの学びは、子どもの思考を勢いづかせる。
(石井順治:1943年生まれ、「国語教育を学ぶ会」の事務局長・会長を歴任、三重県の小中学校の校長を努め、退職後は、各地の学校を訪問し佐藤学氏と授業の共同研究を行うとともに、「東海国語教育を学ぶ会」の顧問を務めている)

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