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国語科:作文をみんなで相互に評価するとクラスに一体感ができる

 学習には楽しさがないと続かない。ただ作文を書いて教師の批評をもらうだけでは意欲も関心もわかない。
 そこで私は、子どもたちが作文を書いて、子どもたち相互に作文を評価することを通して、いろんな物の見方や考えがあるのだということを理解させる。そして、相手の感動を受けとめ、自分の思いと重ねて言葉で表現する「回転式相互評価法」を実践している。
その方法は、国語の詩や作文の授業でおこなう。説明すると次の順序になる。
(1)
まず子どもが各自、画用紙の真ん中に自分で創った詩や作文を書く
(2)
つぎに、みんなで輪になって座り、自分の書いた画用紙を隣の子どもに送る
(3)
自分のところに回ってきた詩や作文を読み、それについて、詩は3分・作文は5分以内に感想や評価を短い言葉で書き、次の人に回す
(4)
自分の詩や作文に対する、みんなの批評や感想を見て自分の作品を振り返る
 真剣に読まないと批評できないから、他の人の作品もよく読むようになり、自分の作品の反省にもなる。
 この方法は、子どもたちの間で人気があった。その理由としては次のようなことがあげられる。
(1)
自分を丸ごと受けとめてもらったうれしさを感じる
(2)
自分でも気づいていなかった自分の作品の表現の中のよさをみんなが引き出してくれる
(3)
自分の作品が人の評価を通して、光を当てられ輝く感じ
(4)
一体感がわく、おなじ釜の飯を食う感覚がある
 この一体感というのは大事なことである。この回転式評価法は、言葉で創造する楽しさを味わいながら、お互いを分かり合い、学級の一体感を育てるのに大きな力となった。
(掛川克義:読書の習慣作りの実践で、第17回東書教育賞最優秀賞受賞)

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