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授業に楽しさが共有できる音楽、全員で取り組める音読を取り入れると教室内に一体感がうまれます

 中井先生は10年ほど前に学級崩壊を経験し、担任の責任を痛感しました。
 その経験を踏まえて、考え、取り組んでいるのが、楽しさが共有できる音楽、全員で取り組める音読です。
 その効果は、教室内に一体感がうまれますし、子どもたちのまとまりを強くしています。
 学習には集中力と適度な緊張感が必要です。音読によって、言葉の感覚や漢字の知識を身につけ、基礎学力を定着させられると考えています。
ある時間の中井先生の授業は次のようだった。
 「スーホの白い馬」のプリントを全員に配り、中井先生が読み、子どもたちが続く。リズムに合わせて、短い文節ごとに言葉を重ねていく。列や班ごとに立ったり座ったりしながら音読する。
 先生が突然、プリントと違う言葉に変えて読む。たとえば「それには、こんな話があるのです」と言う。子どもたちは聞いたままを繰り返す。集中して聞いていないとついていけない。
 音読が15分間ほど続いた後、先生が「ビリーブ」の曲をオルガンで弾き始めた。子どもたちはうれしそうに立ち上がった。元気いっぱいに歌う。教室に笑顔があふれる。数曲歌うと音楽の授業は終了。
 あっという間に国語に戻る。教科書をだして、全員が起立して音読が始まった。
 次々に内容が変わっていく授業は緊張感がある。
 教科書を閉じると、再び「スーホの白い馬」に戻った。先生が文章を黒板に書き出し、子どもたちがそれを読んでいく。
 「では、これで読んでみましょう」と先生が、文章の下半分を板で隠して読ませる。隠す位置を替えて「もう一回」さらにずらして・・・・。繰り返すうちに、いつの間にか全体を暗記していく仕掛けだ。
 残り5分。百人一首の対戦が始まる。4人1組のリーグ戦。成績でメンバーの入れ替えがあるだけに、みな必死だ。
(中井隆司:富山市立小学校教師)

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