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叱責や罰が効果をあげる条件

 叱責や罰によって、子どもが素直に反省し、もうそのような行動はしないと決心させることは容易ではありません。そのような効果をあげるにはつぎのような条件が必要です。
(1)
納得していること
 子どもが問題行動をしたとき、よくないことをよく説明するとともに、たいへん悪い行動には重い罰を、それほどではない場合は、それに応じた罰をくわえることが必要です。
(2)
同じ問題行動には、同じ罰を
 犯した問題行動に応じて、いつでも、どの子どもにも、ほぼ同じ罰が加えられること。
(3)
必ず罰せられること
 同じ行動をしたのに、見つかって罰せられるときと、そうでないときがあると、見つかって運が悪かったと思わせたり、こんどは見つからぬようにしようと考えるようになる。
(4)
叱ることとほめることのバランスをとる
 叱ってばかりいると、叱っても子どもは耳を閉ざしてしまいます。子どものよい行動をほめている人であれば、叱っても耳を傾けるでしょう。古くから「可愛くば、三つ叱って、七つほめ」といわれているのはこのためです。
(5)
行動を叱り、人間性や人格を叱らない
 人間性や人格を叱られると、子どもは自己防衛する気持ちになり、反発したり、ウソをついたりするでしょう。子どものメンツをつぶすような叱りかたはさけましょう。
(6)
叱る人に対して子どもが信頼感や尊敬の念を持っていること
 誰から叱られたかは、もっとも重要です。
(
河合伊六:1929 2007年、元広島大学教授-附属、幼・小・中学校長併任)


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