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ダメな叱り方とは 

 グチのように言い続け、インパクトがない叱り方をしている親が多いようです。
 たとえば「もう、なにやってるの。あんたはまったく」と、ただのグチになってメリハリがない。だから、子どもも言うことを聞かないし、あまり気にしていません。
 親が子どもを叱るのは、していいことと悪いことの判断力をつけていくためです。だから、叱ったことで、子どもがしていることをやめないと意味がないんですよ。
 叱るのであれば「絶対にいけない」と子ども自身が納得できるよう、効果的に叱る必要があります。
 そのために、叱ることと、叱らないことを自分の中で線引きして「これはきっぱりしかる」「これは諭すだけ」と使い分けしてください。そうすれば親の厳しい表情を見ただけで「これはいけないことなんだ」と子どもが自覚するはずです。
 子どもがなぜ叱られているのかわかっていないことがあります。
 親が一生懸命叱っているのに、「わかっているの?」と繰り返しても「うん」と答えるだけのときは、本当はわかっていないのです。
 何がいけないのか、何をどう直したらいいのかを具体的に言っているかどうか、考えてみてください。
 叱っている内容がわかるように伝えるには、いけないことをしたとき、その場で叱ること。小さな子どもはちょっと前のことでも忘れるからです。
 また、短く叱ることも大切です。長い時間しかられつづけると原因がなんだったかわからなくなります。そして、真剣にしかるようにします。厳しい目と声と態度できっぱりしかれば、子どもにも真剣さは伝わります。子どもの反応がよくなくても、しつこく言いつづける必要はないのです。
 自分の怒りを子どもにぶつけてしまい、どなりつけたり、たたくなど、親の感情の爆発をともなうしかり方はいちばんの問題といえます。
 強い子どもは反抗的になるし、弱い子どもはグズグズと言うことが聞けない状態になります。そんな態度がさらに怒りを爆発させるという悪循環に陥ります。親のストレス発散として習慣化すると虐待へと踏み出す恐れがあります。
 厳しさは、言葉や態度で十分伝えられるものだと思います。
(
岩立 京子:東京学芸大学教授。専門は発達心理学、幼児教育、無藤 隆:1946年生まれ、白梅学園大学子ども学部教授、保育や心理学が専門、菅原 ますみ:お茶の水女子大学教授、専門は発達心理学)

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