30歳代の教師たちの特徴
新任教師が、教職10年近くになってくると次第に、問題意識が授業に向き始め、授業で子どもたちと結び合うことの重要性を感じはじめるようになるのである。
しかし、授業づくりへの関心は共通しながらも、そこに向かうきっかけや接近の仕方は多様である。
授業づくりへと向かうきっかけが自分自身の学校での経験や子育て体験であったり、支援学校での経験や大学院での学習経験であったりする。
また授業づくりへの切り込み口も、子どもの学びの姿に即してであったり、教育内容・教材の掘り起こしであったりして、多様であり、個性的である。
(山崎準二:1953年生、学習院大学 文学部教授。教師の発達と力量形成等を研究)
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