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教師の生きがいとつらさ

教師の生きがいは、次の六つです。
1 「子どもとのふれあい」・・・「先生、大好き」と子どもに言われたりすること。
2 「学級経営の達成感」・・・「このクラスにいられてうれしいな」と言われたりすること。
3 「授業の達成感」・・・「先生の授業は面白くて、もっと勉強したくなるよ」と言われたりすること。
4 「部活動の達成感」・・・「先生を中心に部活のみんながまとまって、試合に勝っていい結果が出せました」と言われたりすること。
5 「学校づくりの達成感」・・・「先生方みんなで、力を合わせて取り組んでいただいたおかげで、よい学校づくりができて、感謝しています」と管理職に言われたりすること。
6 「保護者からの感謝」・・・「うちの子、遠足でとてもいい経験をさせていただいたようです。ありがとうございます」と言われたりすること。

ところが、仕事がうまくいかなくなってくると、すべてがつらさに反転していきます。
1 「子どもから嫌われる」・・・「クソじじい」「クソばばあ」呼ばわりされたりすること。
2 「学級が荒れ、崩壊に陥る」・・・「こんなクラス、やってらんねえよ」と言われたりすること。
3 「授業はしらけ、教師は漫然と教科書を読む状態」・・・「おまえの授業、受けてやっているだけ、ありがたく思えよ」と言われたりすること。
4 「部活内の目配りが不足していた」・・・「先輩にいじめられてばかりいるのに、見て見ぬふりをされた」と言われたりすること。
5 「学校づくりに必要ない存在とみなされる」・・・「いつ辞めてもらってもかまわないからね」と管理職に言われたりすること。
6 「保護者からのクレーム」・・・「うちの子、先生の授業、つまらないって言っていますよ。いっそ教師を辞めてもらえませんか」と保護者から言われたりすること。

 これでは、教師はやりがいが見いだせません。つまり、喜びは全部つらさにはね返ってくるのです。順調にいっていたときの喜びが大きければ大きいほど、つらさも大きくなるのです。
(諸富祥彦:1963年生まれ、明治大学教授,臨床心理学、カウンセリング心理学、現場教師の作戦参謀としてアドバイスを教師に与えている)

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