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子どもが反抗的や無気力になるのは

 どの子どもも、成長していくことに喜びを感じる。
 しかし、子どもたちは、自分一人の力で成長していくことはできない。大人なり教師なりの助けを受け、力を借りることによって、はじめて自分の内部にあるものを、よりよく表に引き出すことができ、心をひらいて成長していくことができるのである。
 自分を成長させたいと強くねがっている子どもたちが、自分が成長できないような不幸な状態におかれたとき、子どもたちは、不満を持ち、反抗的になったり、乱暴になったりする。また劣等感を持ち、無気力になったり怠惰になったりする。
 大人や教師はそう考えなければならない。もともと無気力な子どもとか、怠惰な子どもとかが固定的にあるものではない。学校の授業についていけない子どもとか、おちこぼれなどという子どもがあるものではない。そうねがっている子どもなど一人もいるはずがない。
 そういう子どもをつくっている大人とか社会とか学校とか教師とかに問題があると考えなくてはならないのである。
 学校は、子どもたちが成長していくのを、子どもの学習をとおして手助けするところである。学習の主体者である子どもたちは、教師の適切な助けを借りることによって、自分を生き生きと成長させ変化させていくことができるのである。
 子どもたちは、学校での授業や行事のなかで、教師や他の子どもの人間の力を借りながら、自分の全心身をつかって、喜び勇んでよじのぼっていくようになるのである。
(
斎藤喜博:1911年~1981年、元小学校校長。島小学校などに優れた実践を残した昭和の代表的な実践者)

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