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子どもにとって信頼できる教師になるためにはどうすればよいか

 生徒と教師の良い関係は、単に「好き」という感情だけでは成り立たない。確かに、「若さ」とか「かっこよさ」は子どもから好かれる要素ではある。
 しかしそれだけでは長続きはしない。子どもから見て信頼できる教師(大人)であるかどうかが決定的に重要である。
 高齢で風采のあがらない私のようなものにも子どもたちが笑顔で近寄ってくれるのは、私に、「教える知識や教え方の技量に対する信頼」だけでなく、私に「人間としての信頼」を子どもたちが寄せてくれているからに違いがない。
 教師として、このもっとも大切な「人間としての信頼」はどこから生まれるのだろうか。
 それは教師が「子ども一人ひとりを真にかけがえのない尊い存在と受けとめている」ところから人間としての信頼が生まれてくるのである。
 そのように子どもたちを受けとめるためには、その根拠が必要である。
 シュタイナー教育論では、「子どもたちに内在する限りない向上意欲」にその根拠があると見ている。つまり「どの子どもも生まれた瞬間から善意に満ち、個性的で、より良く成長する内発的なエネルギーを持っている」ということである。
 その子どもたちの事実を尊く受けとめるのである。
(大阪隆夫:1941年生まれ横浜市立中学校四校に勤務。「生き方を探求する会」会長として道徳教育を研究。シュタイナー教育を研究し各種学習会等で講義。ネット上の教育相談室で相談員)

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