みんなで考える学習
今の多くの学習は、共同の学びでなく、個人的な学びになってしまっている。「調べ学習」といって個人個人の調べになっている。
そういうことももちろん意味のあることと思うが、いずこかで共同で深めて、皆の知恵で分からなかったことが分かったという感動する場面が必要である。
講義形式でなく対話形式が良い。小学校から大学までずっとこういう授業をやっていくと、第一線の科学者のレベルに到達するのではないか。
例えば、三内丸山の縄文遺跡から出土したヒスイに穴が開けられている装飾品がある。どうやって開けたか議論する。
ヒスイより硬いものでやれば開けられるが、そういうものは当時にはない。すると同じヒスイで開けられないかと思いつく。そのとおりだった。砂などをいっしょに使ってやるとできる。
このように小学校五、六年の子どもたちでも集団で考えていくとかなり深いところまでわかってくる。
(今泉 博:1949年生まれ、東京都公立小学校教師を経て北海道教育大副学長(釧路校担当)、「学びをつくる会」などの活動を通して創造的な授業の研究・実践を広く行う)
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