保護者から直接、校長へのクレームが多い
親からのクレームでいちばん多いのは、担任の頭越しに校長へいきなり連絡がいくものです。担任への不満が多いという。担任に対して直に言うことができないので校長に伝えてしまうというわけだ。
また、なかには担任への嫌がらせとしか思えないクレームもある。ふだん担任には笑顔で接していて、いきなり校長の元へキツい抗議をするのだ。
暗に担任の能力不足を訴えるという心理的な打撃を狙ったものもあります。保護者同士でそういう話をしていたりしますから。昔、教師に冷たく扱われるなどして、教師に対して恨みやコンプレックスを持っている親に多いです。
とくに若い教師にはマジメで繊細な人が多いので、ショックは大きいかもしれませんね。このようなクレームは受けたくないからと、自分はなんのクレームも受けていないのに、すごく保護者の動静にビクビクしている教師もいます。
(「ザ・小学校教師 別冊宝島」石川清・川口和正・今拓海・山本啓太編著 宝島社 2007.9.9)
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