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板書のポイント

 発問で子どものいろんな反応をしっかり「板書」して、これを一つにしぼるのだぞ、ということに気づかせなければならない。
 きちんと板書して、話したり、説明すれば80%の認識率になる。板書せず口頭で話すだけだと20%に認識率がおちる。板書をうまいこと書くことで、子どもを引きつけることもできる。
 わたしは、毎時間「日付」を書くことさえ考えて行った。大きく書いたり、小さく・漢字・英語・昔の月の呼び名も使った。子どもたちは「今度はどんなことを書くか」と楽しみにしていた。
 板書に興味をもたせることは、ひいては子どものノートに関心をもたせることになる。「いいノートは、いい板書から」と言える。そして「いい板書は、子どものやる気さえ引き出す」ものである。
 板書の技術は
(1)
子どもの力に合わせた、文字の大きさと書くスピード。
(2)
考える間ができる。
(3)
子どもたちに文字が見えるように板書する。しゃがんだり・体をずらす。筆順も確認できる。
(4)
子どもの意見を的確なことばで書く。そうすることで、構造的な板書ができ、今、何を学習しているのか、この1時間どんな学習をしたのかが、はっきりとした板書になること。
(5)
「内容豊かな板書」を美しく、大きく、目立つようにすべきである。
(6) 
私はチョークの色を、「問題・はてな?」は黄色、「大切な言葉・用語」は赤色、「必ず覚える用語・その他」は白色という約束を子どもとしていた。
(7)
文字の大きさは、一番後ろの子どもにちょうどよい大きさで書くことだ。
(8)
黒板に何を書くか
 「この時間に、これだけは何としてもわからせたい」というものを、きっちり書くべき。他のものは極力書かないこと。
(9)
板書は固定観念にとらわれないこと。これは大事だと思ったら、びっくりするような大きさで書いたり、逆に小さな字で書いたりする。強調した板書にしたいものだ。ワクにはまらない思考をさせるには、ワクにはまらない板書や発問が必要である。
(10)
チョークはやわらかいものがよい。
(11)
板書計画を立てておかねばうまくいかない。
(
有田和正:1935年生まれ、筑波大学付属小学校,愛知教育大学教授を経て,東北福祉大学教授。教材・授業開発研究所代表。教材づくりを中心とした授業づくりを研究し、授業の名人といわれている)

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