きれいな板書はそれだけで子どもに緊張感を与える
私は学習塾の社員として勤めたことがあります。当時の私の職場では、毎週地域の社員が一同に集まり、社員の前で授業を行うという研修がありました。授業後に社員がお互いに評価し合うのです。塾では授業力が商品力になるので質を向上させるのは当然です。
その際、再三私が上司から指導を受けたのは板書についてです。「きれいな板書はそれだけで子どもに緊張感を与える」と上司に指導されました。授業には適度の緊張感が必要です。整然とした板書をするだけで、授業に緊張感を出すことができ、授業の雰囲気を変えられることを学びました。
もちろん、それ以外のことができていなければ、授業として成立しないことはあると思います。しかし、しっかりとした板書は、その授業に対する子どもたちの集中力や雰囲気は変わってきます。
それは、一朝一夕で完ぺきにできるものではなく、常にそのことを意識しているからこそ、できるようになるものです。
板書がしっかり書けているかどうかを判断するのは、授業を受けている子どもや授業を参観する保護者などです。そこを間違ってしまうと、独りよがりの板書になってしまうことを忘れないでください。
(栗田正行:1976年千葉県生まれ、教師、料理人、熟講師を経て私立高校数学教師。コミュニケーションを学び、わかりやすい授業、子どもや保護者への気遣い対応で10年以上の塾講師で9割以上の子どもから満足を得た)
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