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生徒との信頼関係の崩れを再構築する私の方法

 我々先生の仕事は、生徒に教育的な愛情を注いだそのうえに、学習の楽しさを教えることです。
 そのためには、生徒一人ひとりと話し合い、お互いを理解し、一人ひとりを伸ばしていくための方法を考えねばなりません。直接、生徒と言葉を交わしあうことで生徒の心の扉を叩くのです。
 まず勉強をしたい生徒や、しないといけないと思っている生徒の心をつかみます。家庭学習用のプリントを渡し、それをやってきた生徒の面倒をしっかりと見ます。
 学校が荒れているところでは、そういう生徒はほったらかしにされていますが、彼らは勉強を頑張りたいし、先生に認めてもらいたいと思っているものです。
 そういう生徒が先生に対して、「この先生は自分たちのために頑張ってくれているから、何とか支えよう」という気持ちになってくれることが、クラスの信頼関係を再構築する第一歩です。
 次にそういう生徒のために、授業では個別学習の時間を設けて、さらに進んだ教材を与え、どんどん先に進ませてあげます。それらをやり終わった生徒をおおいにほめ、そして「悪いけど、○○さんを手伝ってあげてくれない?」と頼むと、「いいですよ」と言ってくれるようになります。
 クラスの生徒の半分が夢中になって教え合いをする状況になったとき、先生は問題を起こす生徒や勉強が苦手な生徒に安心して時間を割けることができます。このようにして、クラスの生徒との信頼関係を再構築していきます。

(田尻悟郎:1958年生まれ、神戸と島根県で公立中学校7校に勤務を経て関西大学教授。パーマー賞を受賞、『Newsweek』誌日本版の「世界のカリスマ教師たち」の1人に選出される)

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