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国語科:読んで要点をつかむ力をつけるには生活的な目標が必要である

 話を聞き、文章を読んで、要点をつかむ力がなかったら、言語生活は崩れているという気がします。その力をつけようとして、文章を読んで要点を書く練習をする。しかし、うまくいかないので心配していますと大村はまはつぎのように述べています。
 どうしても目標というものがいるのです。ひとつの目標があって、そのことについてこの文章から要点を、と言えば子どもはかなり一生懸命になります。
 生活的な目標がないと、ただ勉強のためということでは、生活のなかに生きて働く力は養えないと思います。
 読んで要点を取らすとき、求めるもの、目標がないと生活に役立つ力がつく子どもになってこない気がします。
 うれしいにつけ、悲しいにつけ、寂しくて自分を慰めたいにつけ、気が勇むにつけ、ことばの生活の中に本を読むことを結びつけていくというのが読書生活です。
 自分が何かあるときに、本の方に心が向くのが読書生活の始まりです。そこに求めていく、そういう態度が読書人の基だと思います。
(
大村はま:19062005年、長野県で高等女学校、戦後は東京都公立中学校で73歳まで教え、新聞・雑誌の記事を元にした授業や生徒の実力と課題に応じた「単元学習法」を確立した。ペスタロッチー賞、日本教育連合会賞を受賞。退職後も「大村はま国語教室の会」を結成し、日本の国語科教育の向上に勤めた)


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