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社会科:発問・指示が的確か

 授業がうまいと言われる条件の一つは、発問・指示が的確であるということである。何度言ってもブレないきちんとした発問・指示ができているかをみることである。
 教師は他人の授業をみるとき、無意識のうちに、発問・指示をメモしている。
 「バスの運転手は、どこをみて運転していますか?」という発問は、全員の手が挙がり、問題解決のきっかけになる。この発問で、子どもがものすごく盛り上がる。
 「前を見ている」ということは全員わかる。このことから、後ろや横など、広くみて事故を防ごうとしていることに気づく。
 更に、電車はどうか、飛行機はどうか、と発展させていく。
 こういう「動き・子どもの変化」がみえる発問かどうかをみるべきである。
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有田和正:1935年生まれ、筑波大学付属小学校,愛知教育大学教授を経て,東北福祉大学教授。教材・授業開発研究所代表。教材づくりを中心とした授業づくりを研究し、授業の名人といわれている)

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