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荒れを感じるクラスにどう向き合えばよいか

 最も大切なことは、子どもが教師の指導を素直に受け入れられる状態にしていくことです。クラスに落ち着きを取り戻すために、子どもたちとの関係づくりから始めていきましょう。それができれば、個別のケースの指導もすんなりと入っていくはずです。
 子どもの反抗や口答えを口論で止めることはできません。教師が一歩引いて冷静に対応します。子どもは拒否されたと思うと相手を嫌いになります。まず受け入れることから始めます。
 態度が悪い子どもに向いていた目を、ちゃんとしている子どもに目を向け直し、認めていくことで、当たり前にできる素晴らしさが教室を包むようになります。
 教師のやり方に不満を言う子どもがいます。とにかくその言い分を受け入れ、子どものやりたい方法に任せてみることも大切です。あるいは先手をうって「こうしたらクラスが良くなるという方法がありますか」と、改善の方法をつのり、採用するか子どもたちにはかり、実行します。うまくいけば継続し、そうでなければ新たな方法を考えたりします。
 子どもは自分のことを理解してくれたとかんじられた時に、指導を受け入れる準備ができます。共感がひとつのポイントです。
 クラスが荒れてくると、教師が話しかけると「うっとうしい」といった顔をします。そのような場合、関係修復のきっかけとして授業で話す機会を持ちます。机間指導をしながら話しかけます。指名して意見を聞きます。これらを繰り返しているうちに、授業中の会話があたりまえになり、教師と子ども関係が少しずつ改善されます。子どもが興味を持っていることを話題にして、たのしい給食や休み時間に声をかけることで心を開くようなります。
 荒れに対処しても効果がないとき、焦ってはいけません。この方法でもダメなんだなあと割り切ります。成果を急ぐと無理が生じます。おうように構えて、さらなる一手を考え、深刻にならないことが大切です。
(
城ケ﨑滋雄:1957年鹿児島県生まれ、順天堂大学卒業、千葉県公立小学校教師、教育委員会、不登校対策教員として不登校児童と関わる。荒れた学級の立て直し、小学校教師として教育情報雑誌「OF」等で情報発信している)

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