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子どもを育てるポイントとは

1 子どもをほめる
 ほめれば、子どもは自分のすぐれているところを気づかせてくれ、認められ、自信がわき、やる気がでます(小学生の90%:国立教育政策研究所)
 しかるより、ほめよう。これは私の教員生活36年間の中で一番実感していることです。大事なことは、あせらず、じっくり取り組むことです。笑顔でほめて励ましましょう。
2 子どもを「よい子だ」と思い込む
 私は転勤して学級崩壊していた学級の担任になりました。この6年生の学級の子どもたちを教師も保護者もみんな「悪い子」と思い込んでいました。だからそれに激しく反発していました。でも私と出会い「萩本先生だけが、私たちの味方だ」と思ってくれたのです。以来、卒業するまで一度も子どもたちに悩まされることはありませんでした。
 どんなスポーツでも優秀な選手のうしろには「思い込ませて」自信を持たせてくれる監督がいるはずです。
3 太陽のリズムに逆らわない
 睡眠こそ勉強への集中力を高める。寝る時間が遅くなれば、つぎの日の朝は、むりやり起こされて学校へいったとしても、時差ボケでほとんど学習している状態にはなりません。
 寝る子が育つのは昼・夜の区別ができる子です。早寝対策は、太陽が昇っている時に身体を動かして疲れさせることです。
4 子どもと本当の会話をしよう
 子どもたちは家庭でストレスを感じたまま学校にきています。小学校高学年で「今、一番何がしたいか」との問いに「寝たい」という子が70%以上いたという報告があります(総理府調査)
 昔の家庭は安全基地だった。いやなことがあっても家庭に帰ってきて、家族みんなで楽しく食事をしたり、団らんしているうちに、何かエネルギーをもらい「明日もがんばろう」という気持ちになった。親子の会話が子どものストレスを解消してくれたのです。
 家庭が安全基地になるように、笑顔で話していますか、分かりやすくほめていますか、毎日子どもと会話してことばのキャッチボールをしていますか、食事を「おいしいね」と言っていますか、「しなさい」と言っていませんか。
 子どもがころんで泣いてきたら、母親は、痛そうな顔をして「痛かったでしょう」と、ねぎらい共感してあげると泣きやみます。心のキャッチボールというのは、子どもの心の痛みを大人が「共感」してそのまま返してあげることです。
5 子どもを本好きに
 読書は人生の基礎をつくります。読書をすることで、大きな夢を持つことができます。見通しを立てて考えることができます。人とのコミュニケーションが上手にとれるようになります。表現力が豊かな作文を書くことができます。
 子どもの手の届くところに絵本や童話などたくさん本を置いてください。読みたいときに本を手にすることができ、本好きになります。
 幼児期に1日五分でもいいですから、読み聞かせを続けてください。大切なことは登場人物になりきることです。
6 「ありがとう」は「やる気」をさそう
 「ありがとう」と言われると、幸せな気持ちになります。
「ありがとう」は心と心をつなぐ接着剤です。
 「ありがとう」は人格を肯定することばです。「ありがとう」と言われれば、子どもは自分のやったことを認めてもらったので、喜んで「また、やってあげよう」と「やる気」を起こします。
 親が子どもに「ありがとう」の気持ちでいつも接していれば、自分から進んで勉強や、家の手伝いもやってくれるはずです。
7 目標を掲げて、勉強しよう
 子どもの時の夢が、人生に大きく関わってくることはよくあることです。その夢を子どもが持つようになるには、きっかけとなる「出会い」をつくることです。
 子ども自身が、その目で見たり、聴いたり、何かにふれたり、五感で直接感じることの体験をして、心が動かされるかどうかです。人と出会ったり、読書も子どもに夢を与えてくれます。
 夢を持ち目標を立てることは、勉強する目的をしっかり決めてくれます。
(
萩本悦久:1943年東京生まれ、東京学芸大学卒、東京都公立小学校教師、東京創価小学校教師・校長、創価教育研究所長を経て子育てアドバイザー)

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