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優れた発問は優れた教師を生み出す

 授業の中で、最も多いのが「なぜか」という問いであることは誰にも明らかなことである。だから、子どもたちに「なぜか」という問いを常に投げかけ、この問いに対して理路整然と「それは、こうこうだからです」と述べられる力をつけてやることは、非常に大切なことである。論理的な思考力を高めるうえにも、科学的な認識力を高めるうえにも、欠くことのできない問いかけが「なぜか」という問いである。
 とにかく、子どもたちを「なぜか」に強くしない分には、質の高い授業は望めない。「なぜか」に強くすることは、あいまいなことをそのままにしてはおかない、という知的正義感を高めるということでもある。何かとわかろうと努力する知的正義感を高めておかなければ、 学力は育ちはしないであろう。
 たとえたどたどしくても、仮に答えが誤っていようとも、言えたこと自体を大いにほめてやるとよい。「よく考えた。その態度がいい」とほめてやるのである。ただし、その答えが正しいかどうかはこれから考えることだが、とつけ加えることも忘れてはいけない。正解をほめるのではなく、努力、意欲、姿勢、態度をほめていくようにすることが大切なのである。
 優れた発問は優れた教師を生み出す。だから我々はよい問いを生むために、よい先生になることをめざさなければなりません。自分の力を磨かないで他人の作った発問ばかり使っていると、自分の力はつきません。
 授業に絶対に大切なのは優れた問いであります。優れた問いを出せば、優れたことを考え始めます。くだらない問いを出せば、ぐたらないことし考えません。発問が授業の質を左右すると考えています。
(野口芳宏:1936年生まれ、元小学校校長、大学名誉教授、千葉県教育委員、授業道場野口塾等主宰)

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