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無理難題をいう親にどう対応すればいいか

 無理難題なことをいってくる親には、どの点は正当であって、どの点が無理な要求なのか、なぜ親がそれほど極端な要求(土下座・念書・担任交代・クラス替え・金銭要求等)をしてくるのか、初期に「見立て」を行うことが大切です。
 怒りに振り回されることなく、その背景や原因に何があるのか、親の本当に求めているものは何なのかを見立て、学校として何をすべきで、何ができるのか、何はできないのか、対応プランを考える必要があります。
 その判断基準は、子どもの「利益・成長の保障・安全の確保」です。
 無理なことは無理だと伝え、学校がしっかりとした立場で、親と連携して対応プランを取り組んでいく必要があります。
 親はスポーツ振興センター以外の金銭的な要求は学校にできないので恐喝の問題となる恐れがあります。
 教師が一人で抱かえ込んでしまわないで、同僚教師や管理職に応援をお願いして対応することが重要です。
 校内暴力等で加害者と被害者の間にトラブルがある場合は、事実の確認と安全に学校生活がおくれるようにすることを基準に、双方の親に具体的にどのような対応・指導をするか、対応を早めに行うようにします。当事者間の損害賠償の問題は、話し合いの場所は提供するが学校は調整にはかかわらないようにします。
 弁護士がでてきても、感情的になっている親よりはむしろ合理的な解決がしやすくなると思います。

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