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教師はしたたかさ、タフさがないとつぶされる

 「世には教育万能論者があって、何か社会におもしろくない事が起こると、すぐに教育者を責めるけれども、教育の力にもおのずから限りがある」と河上肇が述べています。
 教育への期待はますます高まっています。それゆえに不満や批判が増えるのは致し方のないことです。しかし教師叩きに、公立学校の教師のほとんどはうんざりして口を閉ざしています。
 今の教育現場はかきまわされて、くたびれ果てています。先生方に「健康を壊さないで」「どの子も見捨てないで」「遊び心と愛嬌を忘れないで」「二枚腰三枚腰で」と思いを込めて願わずにはおれません。
 心と体の健康あっての仕事です。疲れていると大切なものが見えなくなります。自分を見失っては子どもの指導はできません。子どもを見捨てることは、仕事を見捨てることです。子どもがいてこその教師です。
 遊び心や愛嬌がないと魅力的ではありません。人は賢さに感心しますが、涙することはありません。愚かなところ、間抜けなところ、愛嬌があるからこそ心を打ちます。
(
白須富夫:1950年生まれ、元東京都公立小学校教師、児童言語研究会会員)

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