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算数:10より大きい数の読み方(1年)

 10をこす数の読み方の問題である。10をこす数を読める子が何人かいると、安心して、ていねいな扱いをしないことが多い。
 ポイントは19の次ぎと、99の次ぎである。10111「じゅういち」ということを知れば19「じゅうく」まではわかる。次ぎに101020「にじゅう」を知れば21「にじゅういち」から「きゅうじゅうきゅう」まではわかる。
(2)
授業のくみたて
 クリップを個別に2030個わたしておく。そして、「用意ドンでいくつクリップをつなげるか」と発問し競争をする。競争となると子どもの目つきは変わる。
 様子を見て、どの子も20をこして30より少し手前になるときに「やめっ」の合図をかけるのである。「さあ、いくつつなげられたでしょう」子どもたちはいっしょうけんめいに数える。
 なかには10以上の数の読み方につまずく子どもがいるかもしれないので、「10より多くなったら、どうかぞえるの」と聞く。「じゅうといちでじゅういち」とこたえてくれる場合がほとんどである。
 黒板にマグネットを並べるなどして、10以上の数の読み方を板書する。そして「じゅうく」までかいて、再び自分のクリップを数えさせる。すると、19でややとまどう子が増えてくる。
 そこでこれを問題にして話し合うのである。101で「じゅういち」・・・とやって、109で「じゅうく」なら、つぎの「1010では何でしょう」を問い、「じゅうじゅうをにじゅうといいます」とやる。
 つまり、2010が2つという意味を印象づけるわけである。20と1はこれまでと同じように「にじゅういち」と、ノートにもひらがなで書かせる
 最後にクリップは、10ずつ切りはなして、1010とを3を並べて「にじゅうさん」というように数えさせるのである。
 10ずつのたばにしていくアイディアの素地と、命名法の基礎的なところをおもしろい印象をもって教えておくのである。
(
坪田耕三:1947年生まれ 東京都公立小学校教師、筑波大学附属学校教育局教授を経て青山学院大学特任教授。子どもたちの創造的な学習活動を具現化することを目的につくられた研究会「ハンズ・オン・マス」代表。子どもの好奇心に培う実践を研究)


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