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理科:「人の体のつくりと運動」腕はなぜ曲がるのか?」(小学校4年)

 4年理科「人の体のつくりと運動」を学ぶ最初の授業で、「腕がなぜ曲がるのか」を考えさせようと伊勢明子はつぎのようにした。
 「生活体験や学習をもとに予想を立て、問題を解決させる授業を心がけています」と伊勢はいう。
 「今日は、おいしい水を飲みたいと思います」と、水の入ったコップを見せ、一人の男の子を前に呼んで一緒に飲み始めた。
 男の子はどんどん飲むのに、先生の腕はなぜか曲がらず、コップが口まで届かない。
「だれか飲ませて!」と先生のSOSに一人の子が助けに出た。曲げさせようとしても何かがつっかえている。
「そでの中に入っているものを出したらいいと思う」と女の子。
「ジャジャーン」そでからでてきたのは長い棒。これじゃあ腕は曲がらない。
「腕の中の仕組みってどうなっているのかな」
 何度も腕を曲げ伸ばしして見せ、子どもたちにも自分の腕を触ってみるように促した。
「腕の中に何が入っているのかな」
「骨が上下に2本」「筋」「関節」「血管」「筋肉」「脂肪」・・・と子どもたちが答える。
 答えが出尽くしたところで、棒状のベニヤ板2枚とカギ型フック、輪ゴムなどを先生が出した。
「腕がどんな仕組みになっているか、模型を作ろうと思います」
 ベニヤ板を骨、輪ゴムを筋肉に見立て、隣同士で相談しながら腕づくりの作業開始。
「曲がるようにしてね」「板の間をあけないとね」「フックは端? 真ん中?」「輪ゴム、1本でいいかな」と先生。
 みんな、そでをめくり何度も腕を動かしては首をかしげ、悩む。
 10分後、子どもたちは作品を発表しあった。
(
伊勢明子:東京都公立小学校副校長)

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