学びの雰囲気をつくる教室の掲示をどのように工夫するか
少しめずらしいからなのか、授業参観などで来校された方々のなかに、教室の掲示物を写真に撮っていかれる方がいます。あなたの教室にはどんなものが掲示されたり、どんなものが展示されていますか?
学習環境をつくることも、とてもだいじなことです。詩を書けば、子どもたちの詩を掲示する。習字で作品が仕上がれば、台紙につけて壁に貼る。図工の作品が完成すれば、展示する。こんなことは、どこの教室でも普通に行われていることです。もちろん私もしています。作品を鑑賞し、おたがいにいいところを見つけてあげたりして、学び合うことは、それ自体意味のあることです。
私は授業で使った資料を、できるだけ掲示しておきます。学習のプロセスや積み重ねがわかるからです。資料や写真に、タイトルと日時、ちょっとしたコメントや教科名などを書き添えておくだけです。わずかの努力で、教室の雰囲気がずいぶんちがってきます。
(今泉 博:1949年生まれ、東京都公立小学校教師を経て北海道教育大副学長(釧路校担当)、「学びをつくる会」などの活動を通して創造的な授業の研究・実践を広く行う)
| 固定リンク
「学級づくり」カテゴリの記事
- よりよい学級づくりのために集団活動に必要な力を育てる 椙田崇晴(2021.08.16)
- 朝の会や帰りの会で集中しないときどうすればよいか 重水健介(2021.07.18)
- 大変な学級を受け持つときは、目に見える形で、短期間で子どもたちを変えていかなければ認められない 中野やす子(2021.04.16)
- 学級づくりの目的は、子どもたちが群れからチームになること 赤坂真二(2021.04.08)
- 学級づくりの基本は「ルールが守られ、あたたかい触れ合いのある学級」、どうすればよいか(2021.04.06)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント