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学級経営へ横やりを入れる親にどう対応すればよいか

 教育の知識を持つ親が増え、たとえば「仲間づくりができていない」と学級経営について意見を述べる親が増えてきました。
 こうした親はプライドが高く、意見を教師に否定されれば、意固地になってしまいます。自分の子どもを中心とした狭い視野からの意見であることも多く困ってしまいます。
 親の意見は教師としてカチンとくるものです。しかし、ここは大人になって、親の意見を聞きいれる姿勢を見せることです。「参考になります」「ありがたい助言です」など一言を添えるようにします。
 人間は相手に認めてもらえば、相手の意見を受け入れやすいものです。
 日々、クラスの子どもを見ているのは、担任しかありえません。こういうときこそ、担任自身のポリシーと日々の実践が試されるときです。「こんなクラスにしたい」「子どもの関わりをこのようにしたい」といったポリシーをしっかり貫いていれば、何も恐れることはありません。
 そのためにも、日々の教育活動は一貫性を持って実践し、自信を持って持論を言えるようにしておきましょう。
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中嶋郁雄:1965年鳥取県まれ、奈良市立公立小学校教師。「子どもが安心して活動できる学級づくり」の研究に取り組む。叱り方研究会を設立し活動を進めている)

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