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すぐれた教師は表現力が豊かである

 すぐれた教師は必ず表現力が豊かである。
 自分の内面から出る豊かな動作とか表情とか声とかで子どもに働きかけ、子どもに深く考えさせていることが多い。
 具体的に子どもと対面した場合、自分の持っている内容とか子どもに伝えたいものとかを、身体とか声とか表情で十分に表現できるということである。
 発問をするにしても説明をするにしても反ばくするにしても、そこには豊かな内容がありリズムがある。
 手の表情などでも多くを語っているし、朗読などでもさまざまなものを子どもに伝えている。
 また、子どもの朗読とか発言とかを、さまざまに拡大したり否定したりして伝いかえをしてやり、その表現によって子どもに考えさせ、子どもの思考や表現を変えていくこともしている。
 子どもの行動や動作なども、教師がそれを極端に表現してやることによって、そのなかにあるよさを明確に認識させたり、駄目な面をはっきりとらえさせ納得させたりしている。
 すぐれた教師にこういうことができるのは、その教師が人間として解放されており、豊かなものを持っているからである。それとともに、授業とか子どもとかのなかに、自分を完全に入れてしまっているからである。
(斎藤喜博:1911年-1981年、1952年に島小学校校長となり11年間島小教育を実践し、全国から一万人近い人々が参観した。子どもの可能性を引き出す学校づくりを教師集団とともに実践した。昭和を代表する教育実践者)

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