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こじれた非行が多くなっている

 家庭裁判所の現場では、立ち直る糸口が、見い出しにくく、回復しにくい「こじれた非行」が多くなったといわれています。
 それは、子どもをとりまく大人の側が、子どもと共感しようとしたり、荒れている子どもそのものを受け入れて、なんとかしようという姿勢が希薄になっていることにも原因があります。
 実際、大人の側もキレやすくなってきています。
 子どもを育てることで親も育ち、親が育つことで子どもも育つという「共育ち」になればいいのですが、親が荒れたまま子育てに当たると、子どもが思春期になってキレたとき、親のほうも同じようにキレてしまう、そのことが、こじれた非行の増加につながっているのです。
(浅川道雄:1931年生まれ、東京家庭裁判所に少年調査官として勤務。日本子どもを守る会副会長、「非行」と向き合う親たちの会世話人)

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