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子どもたちが問題行動を起こす根底にあるものは何か

 人が「真に愛された」と感じるのは、自己の意思を大切にされたときである。それが満たされないとき、人は見せかけの愛でもいいから、自分に関心を持って欲しいと願う。
 問題行動は圧倒的に離婚や家庭内不和が原因で起きやすい。大人の関心が子どもにいかず、気持ちを置き去りにされたり、意思を無視されたりすることが多いからだ。
 逆に過保護の家庭では、子どもは自己の意思を発揮しないですむ。放任の家庭では、子どもの意思は関心をもたれない。いずれも子どもの「生きる意思」が尊重されないため、子どもは心から満たされた感じを味わえないでいる。
 自己の「生きる意思」を大切にする体験が不足すると、周囲に対して警戒心が強くなり、人を信頼できない性格となることが多いのである。
 私が出会う問題行動を起こした少年少女は、皆一様に自己否定が強い。強く見せたいがために奇抜なファッションをして、威嚇的な言動をする裏には、自尊心の低さが見え隠れする。震えながら、強がっているのである。
 強がりは見せかけで、心の中では自信がない。そのために、自己の意思を抑え、気をつかう。擬似的な人間関係にすがる。家では孤遊び。自室にこもり、テレビ、音楽、ゲームに浸る。ワクワクするような楽しいこと、体が軽くなるような解放感が見つかっていない。反逆する子どもたちも、結局は自他不信が根底にある。
 彼らに、自律心がつき、たくましく生きぬく、ようにするためには、我慢するのではなく、自らが、良き社会人になることを喜び、真に大切にし合う人間関係をつくることを誇りにする、意思を育てる必要がある。
(竹内小代美:日立製作所、大分県立高校英語教師、医科大学卒業しクリニック開業、青少年自立支援センター立ち上げを経て大分県議会議員)

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